ATENジャパン(劉維賢社長)は、デジタルサイネージや監視室・制御室での使用に向けたビデオマトリックススイッチャー「VM1600」の販売を開始した。入出力ともに最大16台の機器を接続可能で、一つの映像を縦4×横4枚など複数のディスプレイに拡大表示する「ビデオウォール」機能などを備える。

 映像入出力端子は入れ替え可能なオプションボードとして提供され、各ボードには4系統のDVIまたはHDMI端子を搭載。本体には入力ボード、出力ボードとも最大で各4枚を装着できる。ボードはホットスワップ対応なので、使用中にサイネージを消灯することなく交換可能。

 また、電源ユニットと冷却ファンはモジュール式となっており、ユーザーの手で交換できる。電源は標準搭載される1基に加えてオプションでさらに1基を追加できる構成になっており、二重化冗長動作が可能。

 同社の辻智之・取締役営業本部長は、「専門技術者向けの高価な機器とは異なり、ATEN製品は誰でも簡単にデバイスを接続して運用できるのが特徴」と話し、PCのウェブブラウザ経由で簡単に設定できるビデオウォール機能など、製品の扱いやすさを強調する。商業施設での大型サイネージを主な用途として想定するが、監視用途や、オペレーションルームなどでもニーズがあるとみて、販売活動を行っていく。

 また、ATENジャパンは6月10日からの「Interop Tokyo 2015」(「デジタルサイネージジャパン 2015」と同時開催)に出展し、VM1600などの映像機器に加え、PCのキーボード・マウス・DVI信号をまとめてカテゴリ5eケーブルで延長できる「IP-KVMエクステンダー」などの製品を動態展示する。(日高彰)

最大16系統の入出力をもつ「VM1600」