ネットワールド(森田晶一社長)は、バーチャルアプライアンスなどの製品・サービスの検索・選定から試用、購入、導入までのプロセスを、Web上で効率的に行うことができるポータルサイト「Networld Cloud Mart Air」を新設し、6月22日にサービスを開始した。

「Networld Cloud Mart Air」のトップ画面イメージ

 Networld Cloud Mart Airは、クラウドコンピューティングのメリットである柔軟性や機敏性をさらに向上し、企業のクラウド活用促進を支援することを目的としたもの。取り扱い製品のなかには、ファイアウォールやロードバランサーなどのネットワーク製品のバーチャルアプライアンス版が含まれており、導入までの期間の短縮に加えてSDN(Software-Defined Networking)活用の加速も支援する。

 製品やサービスがWeb上で直感的に検索しやすい構造になっており、選定、試用、購入、導入などの場面に応じて最適な支援をワンストップで提供する。追加購入の場合は、該当する製品・サービスをWeb上で検索した後、すぐに試用・購入することもできる。

 Networld Cloud Mart Airで注目されるのは、Fortinet社のファイアウォール製品やCoyote Point Systems社に代表されるロードバランサー、Tripod社のオンラインストレージをバーチャルアプライアンス版で購入できること。バーチャルアプライアンス製品の納期は通常1-2週間ほどかかるが、Networld Cloud Mart Airを利用すると受注完了処理後、数時間から1日前後で納品できるため、スピーディなシステム導入が可能となる。

 また、ネットワールドが従来運営していた、30数社のSaaS製品を扱う流通情報サイト「NwaaS Style(ナーススタイル)」は「Networld SaaS Air」として、今後はNetworld Cloud Mart Airに統合して提供する。

 ネットワールドでは、エージェント登録を行った同社の販売パートナーに対して、Networld Cloud Mart Airと同様の販売サイトを提供する予定。これにより、ユーザーがパートナー経由でサービスを購入するには、(1)Networld Cloud Mart Airの注文画面で販売パートナーを指定する(2)販売パートナー専用の販売サイトで購入する--という2通りの方法から選択することが可能となる。

 今回販売を開始するNetworld Cloud Mart Airにより、同社では、クラウドサービスのディストリビューションの拡大を推進していく。また、今後はトレンドマイクロやカスペルスキーのセキュリティ製品を同サイト上で販売する予定で、製品ラインアップを拡充していく。

 さらに、今年2月にニフティのパブリッククラウドサービス「ニフティクラウド」のプリペイド版を販売開始したが、ネットワールドはニフティとクラウド関連のビジネスで関係強化を進めており、今後、ニフティクラウドのOEM提供を受けて、自社ブランドのパブリッククラウド「Networld Cloud(仮)」をニフティクラウド内に構築する計画。そして、Networld Cloud Mart AirをNetworld Cloud(仮)のオプションとして展開することで、バーチャルアプライアンスやSaaSサービスも含めた付加価値のあるクラウドサービスをニフティクラウドのユーザーに提供していく。

 なお、ネットワールドは、パブリッククラウドサービスの再販戦略を打ち出しており、今回のニフティに続き、他の多くの国内サービスプロバイダーとの協業を予定している。