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BASSなど 「2015ソフトウェア・情報サービス 国際企業交流会」を開催 国内ビジネス強化の姿勢を鮮明に
2015/06/25 18:59
週刊BCN 2015年06月22日vol.1584掲載
鐘明博
理事長
その理由としては、対日アウトソーシングの市場環境が厳しくなっていることが挙げられる。日本のオフショア発注先国は、依然として中国が8割方を占めるが、中国では人件費高騰と急激な円安元高が進行している。中国商務部によると、2014年の中国オフショアアウトソーシング市場規模は、前年比23.1%増の559億2000万米ドル。成長率は、2011年の64.9%増をピークとして低下し続けている。人件費が高い北京では、2014年の成長率が10.4%増にとどまっている。
一方、2014年の中国全体のアウトソーシング市場規模は、前年比27.4%増の813億4000万米ドルと、高い伸び率を示している。国内市場の成長がけん引しているわけだ。基調講演のなかで、BASSの鐘明博・理事長は、「近年、アウトソーシングの最大の顧客は、国内企業に切り替わった」と説明。そのうえで、中国のアウトソーシング企業に対して、「これからは、“アウトソーシング”と表現しないで、“サービス”と表現していこう。アウトソーシングは顧客からいわれたことをやるだけなので価値は低いが、こちら側から提案するサービスには高い価値がある」とアピールした。
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