セイコーエプソン(碓井稔社長)は、7月1日、レシートプリンタの新製品として、パソコン機能を内蔵したPC一体型の「TM-DTシリーズ」に、CPU・メモリ・SSD を増強し、高速処理を可能とした高機能モデル「TM-T88V-DT」と「TM-T70II-DT」を、7月9日に発売すると発表した。

『TM-T88V-DT』 *写真はホワイト 80mm幅モデル、
『TM-T70II-DT』 *写真はブラック 80mm幅モデル

 新製品は、CPUを従来のIntel Atom N2600(1.6GHz)からN2800(1.86GHz)に、メモリを2GBから4GBに、補助記憶装置(SSD)を16GBから32GBに増強した。これにより、従来機に比べアプリケーション処理を高速に行うことが可能となった。また、OSもWindows Embedded POSReady 2009からPOSReady7に変更し、OSのサポート期間にも考慮。既存のWindowsベースのPOS資産を生かしたシステム構築を安心して行うことができる。

 本体に内蔵したSSD上にWebアプリケーションを実装し、Webサーバーとして利用することが可能。これによって、ネットワークが断線しクラウド上のWebサーバーが利用できない状況でも、業務を継続可能にするシステムを構築することができる。さらに、スマートデバイスとTM-DTシリーズ間の通信を暗号化(HTTPS通信)することで、売り上げ情報や顧客情報などのやり取りを、セキュアな環境で行うことができる。

 TM-T88V-DTは、最大300mm/秒の印刷が可能な高速・高信頼性モデル。TM-T70II-DTは、レシート排出口や電源スイッチ、用紙交換のためのロール紙カバーなど、必要な機能を前面配置し、店舗のカウンターの下の小さな棚などに設置できるコンパクトモデルとなっている。ボディカラーは各機種とも、ホワイトとブラックを用意し、店舗の雰囲気やタブレット端末などにマッチするカラーを選択することができる。また、用紙幅は、58mmと80mmモデルをそれぞれ用意している。

 価格はオープンで、予想市場価格はTM-T88V-DTが25万円台後半、TM-T70II-DTが25万円台中盤。同社では、今後1年間で約5000台の販売を予定している。