セイコーエプソン(碓井稔社長)は、4月22日、エプソンプロセレクションシリーズの新商品として、黒濃度を向上した「Epson UltraChrome K3 INK」を搭載し、カラー、モノクロともにさらなる高画質を実現したA2ノビ対応8色顔料インクジェットプリンタ「SC-PX3V」を、5月14日に発売すると発表した。

SC-PX3V

 SC-PX3Vは、プロ写真家や写真愛好家の作品づくりで高い信頼を得ているA2ノビ対応のエプソンプロセレクション「PX-5002(09年10月発売)」の後継機種。14年11月に発売したエプソンプロセレクション「SC-PX5V II」に採用されている「Epson UltraChrome K3 INK」を搭載している。黒濃度を向上したフォトブラックインクにより、潰れやすい暗部の微妙な階調を豊かに立体的に表現するとともに、カラーの色域も拡大し、よりなめらかなグラデーション表現を可能にした。また、マット紙に使用するマットブラックインクは、顔料の色材が用紙の表面付近で高濃度に定着するため、エプソンの純正用紙はもとより、多彩な用紙種類で優れた定着性を発揮し、写真表現の幅を大幅に拡大する。

 新たに17インチ幅対応のロールペーパーユニットをオプションで用意した。これにより、すでに販売している対応ロール紙「プロフェッショナルフォトペーパー」シリーズなどを使えば、パノラマ写真の作品づくりをはじめ、長尺の横断幕や垂れ幕、ポスター印刷など業務用途としても使用できる。

 あわせて、アート作品などキャンバス地ならではの素材感を生かした上質な出力を可能にするキャンバスロール紙として、17インチ対応の「プレミアムサテンキャンバス」と「プレミアムマットキャンバス」の2種類を、新たなラインアップとして追加した。プレミアムサテンキャンバスは、アート作品、油彩などの絵画複製、写真出力などに適した艶のあるキャンバスロール紙。また、プレミアムマットキャンバスは、ポートレートや風景写真、絵画作品など、やさしい雰囲気を演出するプリントに適したマットタイプのキャンバスロール紙となっている。

 有線/無線LAN接続に対応しており、置き場所を選ばずに利用できる。「Wi-Fi Direct」機能を搭載しているため、無線アクセスポイントがなくても、スマートフォンなど無線LAN搭載機器と接続し通信してプリントすることが可能。スマートフォンで撮った写真を、簡単にプリントできる無料プリントアプリ「EpsoniPrint」にも対応している。本体の操作パネルは2.7型タッチパネルで、チルト式のため見やすい角度に調整して使うことができる。

 税別価格はオープンで、予想市場価格は15万円後半。ロールペーパーユニットは1万9980円、「プレミアムサテンキャンバス」は2万7500円、プレミアムマットキャンバスは2万5000円。