米シスコシステムズは、6月17日、今後数年間で中国に100億米ドル(約1兆2000億円)超を投資すると発表した。中国国家発展改革委員会(NDRC)と投資に関する覚書を締結している。

 John Chambers・CEOとChuck Robbins・次期CEOが、北京で汪洋副首相ら政府幹部層との会談後に発表した。100億米ドル超の投資は、研究開発や雇用創出などに充てられ、国家の自主的な技術革新と中国企業の国際化を支援し、中国の経済・社会・環境を発展させるものとしている。

 中国では、エドワード・スノーデン氏による「PRISM」事件以降、国家安全保障の観点から国産IT製品の導入が推進されており、政府機関で外資系ベンダーが調達リストから除外されるなどの事態が生じている。

 シスコシステムズは、今回の超大型投資を通じて、苦戦していた中国事業のテコ入れを図る。(真鍋武)