韓国のLG CNS(金大勲CEO)は、6月16日、クラウド・エコシステム形成のために、ベンチャー・中小企業向けの「クラウド・マーケットプレイス」を構築すると発表した。

 LG CNSは、2014年に3兆3176億ウォンの売上高、1534億ウォンの営業利益、800億ウォンの純利益を上げており、売上高と営業利益は、ともに増加したが、純利益は124億ウォンの減少となった。その要因の一つとして、2013年に改定された韓国の「ソフトウェア産業振興法」が挙げられる。

 法律改正によって、大手のITサービス企業は、公共分野のシステムについて、新規プロジェクトへの入札を禁じられることになった。こうした変化に対応すべく、大手のITサービス企業は、海外事業や新規事業の開拓を積極的に推進している。

 LG CNSのクラウド・マーケットプレイスは、自力でシステムの構築ができない中小企業や、自社開発したソフトウェアの販売チャネルをもたない小企業を支援するためのマーケットだ。今年9月のオープンを目標に、ソフトウェア開発企業と販売パートナーを募っている。

 テナント企業に対しては、初期手数料の支払い猶予制度、インキュベーティング企画のプロモーション、ソリューションをSaaS型に転換する際の技術支援、ソリューション構築事業への共同進出機会の付与、共同での出展、セミナーの開催など、さまざまな支援が行われる。(文/鄭麗花)