中国IT大手の浪潮(Inspur、孫丕恕会長兼CEO)が、ロシア市場に攻勢をかけている。すでにロシアには子会社を設立済みで、現地に約500社のパートナー網を構築。サーバー製品を中心とした事業を推進している。

 今年7月8日には、スヴェルドロフスク州・エカテリンブルクで開催された「ロシアイノベーション工業展覧会」に出展した。「K1システム」「smartRack」といった最新のサーバー製品を展示。浪潮は、同イベントに出席したドミトリー・メドベージェフ首相から、「浪潮の製品は本当にすばらしい」とのコメントを得たとアピールしている。

 米ガートナーの調査によると、2015年第1四半期の世界サーバー市場で、浪潮は出荷台数シェア3.4%と第4位を獲得した。同四半期の出荷金額シェアでは、トップ5入りしていないことから、浪潮は安価なサーバーの拡販によって、グローバル市場での競争力を強めていることがわかる。(真鍋武)