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サムスンSDS SMACを基盤にITOと物流BPO事業を革新
2015/09/10 19:03
週刊BCN 2015年09月07日vol.1594掲載
今年4月、設立から30周年を迎え、20年までにSMAC(Social Network、Mobility、 Analytics、 Cloud)を基盤にITO(Information Technology Outsourcing)事業、物流BPO事業の売上高を7~8兆ウォンまでに引き上げる成長ビジョンを発表した。物流BPO分野では、IndustrialとAnalyticsを活用し、物流業務の可視化と荷物配送精度を上げることで、物流企業間の情報共有、協業、業界の活性化を図っていくとした。その戦略の実現に向けた、物流統合プラットフォームサービスCello Squareは、28日にサービスを開始する。
Cello Squareは、海運、空運など総合物流サービスを必要とする中小企業向けに提供するICT基盤の物流プラットフォーム。直接荷主と物流業者をつなぎ、最適な物流サービスを受けられるマッチング、事前に分析したリスクスコア、輸出入関連情報および関税、内国税の自動計算ができるカスタムライブラリ、荷主と物流業者間で直接に価格交渉が可能なオープンマーケットなどの機能がある。
SL事業本部長のキム・ヒョンテ副社長は、「Cello Squareは、グローバル物流運営の実力とITが集約されたプラットフォームで、荷主と物流企業のWin-Winの関係、物流エコシステムの構築で、企業の競争力向上をサポートしたい」と強調した。
20年までに、売上高20兆ウォン(約2兆円)、グローバルIT企業トップ10入りを目指す。Cello Squareが、コア戦略である物流BPO事業拡大の強力な武器になるか期待される。(文/鄭麗花)
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