8月25日、韓国の最大手システムインテグレータのサムスンSDS(全東守社長)が、空運、海運など最適なグローバル物流サービスが受けられる物流プラットフォームの「Cello Square」を発表した。

 同社は、SCM(サプライチェーンマネジメント)システムと物流分野で、ITコンサルティング、システムインテグレーション、ソリューションの提供など、多くの実績を有する。2014年までに、世界の100にのぼるサイトに物流BPO(Business Process Outsourcing)サービスを提供しており、2000人を超えるグローバル物流専門人材を保有、11万路線以上、300社を超す物流企業とパートナーシップを締結している。

 今年4月、設立から30周年を迎え、20年までにSMAC(Social Network、Mobility、 Analytics、 Cloud)を基盤にITO(Information Technology Outsourcing)事業、物流BPO事業の売上高を7~8兆ウォンまでに引き上げる成長ビジョンを発表した。物流BPO分野では、IndustrialとAnalyticsを活用し、物流業務の可視化と荷物配送精度を上げることで、物流企業間の情報共有、協業、業界の活性化を図っていくとした。その戦略の実現に向けた、物流統合プラットフォームサービスCello Squareは、28日にサービスを開始する。

 Cello Squareは、海運、空運など総合物流サービスを必要とする中小企業向けに提供するICT基盤の物流プラットフォーム。直接荷主と物流業者をつなぎ、最適な物流サービスを受けられるマッチング、事前に分析したリスクスコア、輸出入関連情報および関税、内国税の自動計算ができるカスタムライブラリ、荷主と物流業者間で直接に価格交渉が可能なオープンマーケットなどの機能がある。

 SL事業本部長のキム・ヒョンテ副社長は、「Cello Squareは、グローバル物流運営の実力とITが集約されたプラットフォームで、荷主と物流企業のWin-Winの関係、物流エコシステムの構築で、企業の競争力向上をサポートしたい」と強調した。

 20年までに、売上高20兆ウォン(約2兆円)、グローバルIT企業トップ10入りを目指す。Cello Squareが、コア戦略である物流BPO事業拡大の強力な武器になるか期待される。(文/鄭麗花)