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双龍情報通信 韓国冬季五輪でスポーツ×ITのグローバル企業を目指す 競技管理システム構築などの優先交渉対象者に選出
2015/09/24 19:03
週刊BCN 2015年09月21日vol.1596掲載
8月26日、平昌冬季五輪組織委員会は、305億ウォン規模の18年平昌冬季五輪・パラ五輪のGMS(競技管理システム)、ウェブシステムの構築優先交渉対象者に双龍情報通信(Ssang Yong Information & Communications Corp.、キム・スンギ社長)が選ばれたと発表した。2年、4年おきに行われる五輪やアジア大会、ワールドカップなど、拡大する国際スポーツ大会のSI市場獲得への布石とするため、韓国の大手SIerのSK C&Cと、システム統合で多くの実績がある双龍情報通信の2社が、今回の受注獲得に向けて熱い戦いを繰り広げていた。
双龍情報通信は、スポーツ分野のSIを得意とし、1986年のソウルアジア大会のシステム構築をきっかけに、数多くの国際競技大会の情報システムを構築してきた。また、公共、国防、スポーツ分野での受注が好調で、7月には、1472億ウォン規模の海軍連合および戦略・戦術C41システムの性能改良の優先交渉対象にも選出されている。
双龍情報通信のキム・スンギ社長は、「国際スポーツ大会で、すでに五輪レベルのシステム構築の実績がある。18年平昌冬季五輪では、一層アップグレードした世界最高レベルのITサービスを提供できるように力を尽くしたい」と、さらなる事業拡大への意気込みを語った。(鄭麗花)
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