2018年の韓国平昌(ピョンチャン)の冬季、20年の東京夏季、22年の北京冬季と2年おきに五輪がアジアで開催される。五輪の開催は、政治、経済、文化の交流、協力が進展するだけではなく、IT企業が最新の技術・製品・インフラ・サービスを全世界に向けて発信できる絶好のチャンスである。韓国の大手SIerは、平昌冬季五輪での技術が実証されれば、海外市場にスポーツITを輸出できる好機と捉え、五輪のシステムの受注に闘志を燃やした。


 8月26日、平昌冬季五輪組織委員会は、305億ウォン規模の18年平昌冬季五輪・パラ五輪のGMS(競技管理システム)、ウェブシステムの構築優先交渉対象者に双龍情報通信(Ssang Yong Information & Communications Corp.、キム・スンギ社長)が選ばれたと発表した。2年、4年おきに行われる五輪やアジア大会、ワールドカップなど、拡大する国際スポーツ大会のSI市場獲得への布石とするため、韓国の大手SIerのSK C&Cと、システム統合で多くの実績がある双龍情報通信の2社が、今回の受注獲得に向けて熱い戦いを繰り広げていた。


 双龍情報通信は、スポーツ分野のSIを得意とし、1986年のソウルアジア大会のシステム構築をきっかけに、数多くの国際競技大会の情報システムを構築してきた。また、公共、国防、スポーツ分野での受注が好調で、7月には、1472億ウォン規模の海軍連合および戦略・戦術C41システムの性能改良の優先交渉対象にも選出されている。

 双龍情報通信のキム・スンギ社長は、「国際スポーツ大会で、すでに五輪レベルのシステム構築の実績がある。18年平昌冬季五輪では、一層アップグレードした世界最高レベルのITサービスを提供できるように力を尽くしたい」と、さらなる事業拡大への意気込みを語った。(鄭麗花)