アルプス システム インテグレーション(ALSI、麻地徳男社長)は、10月15日、インフォマティカ・ジャパン(インフォマティカ、吉田浩生社長)が提供するデータ統合プラットフォーム「Informatica PowerCenter(PowerCenter)」を活用し、アルプス電気の「基幹システム統一プロジェクト」のデータ移行での開発工数とコスト削減を実現したと発表した。

 ALSIの親会社であるアルプス電気は、電子部品の総合メーカーとしてグローバルに事業を展開し、家電/モバイル機器、車載電装機器向け電子部品をはじめ、近年ではセンシングデバイスと通信デバイス融合/開発などによるヘルスケア/環境・エネルギーやIoT市場に向けたビジネスにも注力している。世界18か国に68の拠点をもち、約2000社の企業に4万種類超の家電/モバイル機器、車載電装機器向け電子部品/情報機器部品を供給している。

 アルプス電気では2010年から、基幹システムのグローバル標準化を目的とした基幹システム統一プロジェクトを立ち上げ、ALSIは構築に携わってきた。基幹システムの統一に向け、世界に68ある拠点を日本、ASEAN、欧州、米州、中国・韓国の五つに分け、段階的にデータの統合を進めることになった。そこで、複数拠点に散在するシステムからデータを抽出して、統合するためのデータ統合基盤となるツールを検討し、その結果、データの移行に伴う開発工数作業の少なさと、大量のデータを高速処理できるパフォーマンス、インターフェース基盤の信頼性確保といった点を評価し、PowerCenterを採用した。

 ALSIでは、基幹システム統一プロジェクトでPowerCenterを活用し、操作性にすぐれた開発環境とノウハウの蓄積により生産性が向上したこと、大量データの高速処理による移行期間の圧縮とインターフェース処理時間の短縮、インターフェース基盤運用の安定性向上を、導入効果として挙げている。

 アルプス電気の基幹システム統一プロジェクトを支えるALSIは、今回の導入・構築で移行・インターフェースの方式検討から開発標準制定、実装、テスト、運用までを一貫して推進してきた。このノウハウをもとに、今後、PowerCenterを活用した企業向けソリューションの提案、導入支援サービスを行っていく考え。