バックアップソフトメーカーのアクロニス(大岩憲三社長)は、新しい商流を構築することに力を注いでいる。クラウドサービスの提供を拡大することが目的で、新しいパートナープログラムの策定など通信事業者やSP(サービスプロバイダ)などとの協業強化につながる取り組みを進めている。

米アクロニス
セルゲイ・ベロウゾフ
CEO
 アクロニスの主力ビジネスはライセンスでの提供だが、パブリッククラウドを利用してバックアップデータを保管するなど、クラウドサービスに対するニーズが高まっていることから、クラウドサービス事業者向けプラットフォーム「Acronis Backup Cloud」など、最近はクラウドサービスで提供することに重きを置いている。米アクロニスのセルゲイ・ベロウゾフCEOは、「ワールドワイドでは、サービスプロバイダをパートナーとして獲得し、クラウドサービス事業が20倍の成長を遂げている」とアピールする。クラウドサービス事業はライセンス事業と比べると、まだ売上規模が小さいものの「クラウドサービス事業の拡大によって、売り上げも伸びている状況」という。そのため、日本でも通信事業者やサービスプロバイダとのパートナーシップを深めることで、売り上げ拡大を狙っている。

 ライセンスを販売する既存の販社とのパートナーシップについては、「日本はオンプレミス型のシステムに対するニーズが高いため、引き続き良好な関係を築いていく」との方針を示しながら、「クラウドサービスを提供するリセラーにもなってもらいたい」との考えだ。(佐相彰彦)