ITホールディングスグループのTIS(桑野徹会長兼社長)は、電力業界向けシステム「エネLink(エネリンク)」の新メニュー「エネLink Portal+(エネリンク・ポータルプラス)」を発表した。高機能な専用ポータルサイトで競合他社との差別化を図りたい新電力企業(PPS)を中心に販売していく。

 同サービスを使うことで、電力小売りの事業者は、(1)顧客向けには「契約内容照会、使用量設定、電力使用状況などの確認」、(2)販売パートナー向けには「顧客リスト、顧客データの参照、契約申込受付け」などの機能を実装したポータルサイトの構築が可能になる。

電力小売り事業者の顧客向けポータルサイトのイメージ。TISの資料から引用

 電力の小売り事業では、顧客および販売パートナーとの接点となるポータルサイトでのコンテンツの管理や、ウェブ技術を駆使した新規ユーザーの獲得・既存顧客の囲い込み施策が強く求められている。

 具体的には、顧客向けでは“ウェブ上での電力料金のシミュレーションやエネルギー使用量などの見える化”“ポイントプログラム・契約内容の照会”などの機能、販売パートナー向けでは“見込み顧客リストやデータ参照”“販売パートナー向けの情報配信”といった機能の充実が事業の競争力強化に直結すると見られている。

 TISでは、今回のラインアップ拡充により「エネLink」関連商材の拡販に弾みをつけ、2017年度末までに同関連事業で50億円規模の売り上げを目指す。

 「エネLink Portal+」では、アシストが提供するBIプラットフォーム「WebFOCUS」をレポーティング基盤として採用してる他、コンテンツ管理にのれんの「NOREN」を採用している。