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NTTデータ フィリピンのIT企業を子会社化 オラクル・マイクロソフトビジネスを強化

2016/01/07 19:07

週刊BCN 2016年01月04日vol.1610掲載

 NTTデータ(岩本敏男社長)は、フィリピンのIT企業であるWizardsgroup(Pocholo S. Reyes・Managing Director)を子会社化する。グループ会社のNTT DATA Asia Pacific(NDAP、深谷良治社長)を通じて、Wizardsgroupの発行済株式100%を取得する。

 Wizardsgroupは、1996年設立のIT企業で、従業員数は234人(15年10月末現在)。オラクルやマイクロソフト製品を中心としたITソリューション事業を展開している。

 NTTデータは、13年にフィリピンに駐在員事務所を開設し、市場調査や情報収集、事業化の検討を進めている。15年には現地法人を設立し、SAPソリューションの提供を開始した。今回、フィリピン国内の大手企業やグローバル顧客では、オラクルとマイクロソフト製品の需要も高まっているとみて、同ビジネスを得意とするWizardsgroupの子会社化を決めた。

 今後は、NTTデータグループがもつグローバル顧客基盤や各業界向けソリューション、R&D資産と、Wizardsgroupのオラクル・マイクロソフトソリューション、フィリピンの顧客基盤を相互に活用して、フィリピン国内の事業を拡大する。また、英語圏を中心とするAPAC・米欧地域向けのシステム開発リソースとしても活用していく。(真鍋武)
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NTTデータ=http://www.nttdata.co.jp/