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新東通信 広告会社の基幹ビジネスにMAツールを組み込む 日本オラクルとアライアンス締結
2016/02/25 19:08
週刊BCN 2016年02月22日vol.1617掲載
副会長
新東通信の梅村正直・副会長は、広告会社にとっても、ビジネスのあり方を変革しなければならないタイミングだと指摘する。「当社はお客様のコミュニケーション活動すべてを業務領域としてきたが、近年、スマートデバイスの普及などによりあらゆるものがデジタル化し、コミュニケーションのかたちそのものがパーソナライズしたかたちに変わってきている。マス広告・宣伝以外の、データを活用したマーケティング手法の提案が求められている」。
同社はOracle Marketing Cloudのパートナーではあるものの、単純に再販するわけではなく、あくまでも「顧客のコミュニケーション活動を総合的に支援する」という本業のサービスのなかに、Oracle Marketing Cloudを付加価値をもつパーツとして組み入れて提供する。梅村副会長は、広告会社として蓄積してきたノウハウとデジタル・マーケティング・ツールを融合することで、データをもとにクライアントにエンドユーザーとの最適なコミュニケーションを提案できるようになると確信している。「知れば知るほどオラクルのテクノロジーは最先端を行っていると感じる。われわれもコミュニケーションの現場、フェース・トゥ・フェースのふれあいには徹底してこだわってきた。そこで培った経験・ノウハウをOracle Marketing Cloudと融合することで、データに感情を埋め込み、よりお客様のお役に立てるサービスを提供できるようになるはず」として、日本オラクルとWin-Winの関係を構築したいという意向だ。(本多和幸)
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