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システムサポート シフト管理システムを発売 多店舗チェーンや医療・介護施設向け

2016/03/17 19:08

週刊BCN 2016年03月14日vol.1620掲載

 石川県金沢市に本社を置くシステムインテグレータのシステムサポート(小清水良次社長)は、自社の独自パッケージ製品として、クラウド型シフト管理システム「SHIFTEE」を発売した。小売りの多店舗チェーンや病院、介護施設など、多数のスタッフのシフト管理が必要な企業・法人を中心に展開していく。将来的にはパートナー経由の販売も検討し、販路を徐々に拡大していく考え。まずは直販で、向こう1年以内に1万ユーザーの利用を目指す。

福島賢治
マネージャ
 一般的に、シフト管理システムは勤怠管理システムの付属機能などで提供されることが多い。ただし、「現場のスタッフや管理者が使いやすい製品にはなっていないことが多く、実際はExcelや紙で管理しているところがほとんど」と、SHIFTEEの企画開発を主導した福島賢治・海外事業戦略室マネージャは指摘する。システムサポートの顧客からも、「シフト管理に特化した、コスト的にも機能的にも気軽に使える製品がほしい」という要望が寄せられていたという。

 システムサポートには、社員から新規ビジネスのアイデアを募り、会社が承認したものについては事業化のリソースも確保する「いいね!やってみまっし制度」という独自の制度がある。福島マネージャは、こうしたニーズを踏まえてSHIFTEEの構想を提案し、事業化にこぎ着けた。

 SHIFTEEの特徴をみると、スタッフはスマートフォンなどからシフトの希望をいつでも提出でき、そのデータは管理者のシフト作成画面に自動的に集約される。店舗・グループをまたぐ応援勤務の管理も容易だ。福島マネージャは、「とにかく、スタッフにも管理者にも使いやすいUIになるようにこだわった。スタッフへのシフト希望提出依頼やヘルプ要請などの連絡は管理者側から、一斉送信ができる。こうした機能は他の競合製品にはないと自負している。短時間で簡単に、細かい条件設定にも対応したシフト作成ができる製品に仕上がった」と、現場でのユーザービリティを徹底して追求した製品であることを強調する。また、オプションで勤怠管理システムとの連携も可能だ。

 料金プランはLight版とFull版の2種類があり、Light版は499ユーザーまでなら1ユーザーあたり月額300円、500ユーザー以上なら同200円、Full版は499ユーザーまで500円、500ユーザー以上が400円となっている。英語版も用意しており、米国での導入もすでに1件決定している。(本多和幸)

スタッフ側はスマートフォンからシフト希望を提出できる

管理者側の月次シフト管理画面
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外部リンク

システムサポート=http://www.sts-inc.co.jp/