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ジランソフトジャパン マイナンバーなど個人情報漏えい対策ソリューション 「PCFILTER」を事業拡大の目玉として販売強化
2016/03/24 14:40
週刊BCN 2016年03月21日vol.1621掲載
新規ビジネス
統括部長
PCFILTERは、組織内に分散している個人情報や機密情報を含むファイルを検出し、コピーや印刷の制限、ファイルの暗号・複合化、外部デバイスへのコピーや移動を禁止するなど、重要情報の流出経路を遮断することで情報漏えいを未然に防ぐソリューションである。PC側に導入するエージェントによって処理を行う方式だが、暗号化ファイルのパスワード初期化やエージェントの終了および削除には管理者の承認が必須なため、ユーザーPCに含まれる機密情報を情報セキュリティ責任者が集中管理できる。また、マイナンバーやメールアドレス、電話番号、クレジット番号のほか、ユーザー定義のキーワードの検索によるファイルの検出も可能だ。ジランソフトジャパンの李東昱・ダイレクトクラウド事業部新規ビジネス統括部長は、「約50年前から、韓国でも日本のマイナンバー制度と同様に国民の一人ひとりに割り振られる住民登録番号制度がスタートしている。
ジランソフトは、住民登録番号の保護・管理ノウハウや経験が豊富で、情報漏えいの予防対策を熟知している」とアピールする。
韓国では住民登録番号制度が1968年にスタートし、税や年金、医療、金融、通信、不動産取引、住民登録、選挙、兵役、教育など、あらゆる分野で使われている。14年には情報の保護強化のために個人情報保護法が改訂され、サーバー内にある個人情報識別情報の削除が義務となった。企業内に分散している情報を検出し、削除や管理することができるPCFILTERは、韓国の5000社以上に採用されている。
日本国内では昨年10月に販売を開始。内田洋行やGMOインターネットを含む10社のパートナー企業と連携して、拡販を図る。また、ジランソフトジャパンは13年にR&Dセンターを設立して開発・販売の体制づくりを強化しており、18年に向けて日本市場での上場を目指している。(鄭麗花)
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