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ペンタセキュリティシステムズ データベース暗号化を拡販 事前予防策と事後対策の重要性強調

2016/04/21 19:11

週刊BCN 2016年04月18日vol.1625掲載

 データベース(DB)暗号化とウェブアプリケーションファイアウォール(WAF)の製品開発・販売を手がけるペンタセキュリティシステムズ(ペンタセキュリティ、陳貞喜・日本法人社長)は今年度(2016年12月期)、DB暗号化製品のラインアップ拡充と拡販を強化する。15年には、DB暗号化の売り上げがWAFを超えたという。マイナンバー制度の導入や個人情報漏えい事件の頻発、巧妙化するサイバー攻撃の増加など、日本国内での潜在ニーズが顕在化したことを受け、パートナー施策を本格化する。

ペンタセキュリティシステムズ
陳貞喜・日本法人社長
 ペンタセキュリティは、韓国のDB暗号化とWAFの市場でトップシェアを誇る。韓国政府の認証機関システムや最大手の民間金融機関のセキュリティシステムなど、豊富な導入実績がある。日本進出当初は、DB暗号化製品で市場開拓を試みたが、多くの企業の関心はWAFの「WAPPLES」という製品だった。WAPPLESは攻撃のロジックを解析しているため、攻撃パターンのアップデートがなくても新種と亜種の攻撃を検知、遮断できる。また、国際認証やビジュアル化された統合管理コンソールなどがユーザーに評価され、日本市場では、アプライアンス型で80社、クラウド型で120社の導入実績がある。グローバルでは1万8000ユーザーにのぼる。

 しかし昨年度は、「DB暗号化製品に対する手応えを感じ始めた」(陳社長)ことから、今年度は既存環境にアドオンで提供するDB暗号化製品「D'Amo」とMySQLやMariaDB専用に開発されたDB暗号化製品「MyDiamo」の販売を強化している。とくに、MyDiamoは不動産業界や医療、教育分野からの問い合わせが急増している。「韓国では、外部からだけではなく内部からも攻撃を受けることが大前提で、事前情報漏えい対策に加え、事後対策を徹底的に行う。個人情報漏えい被害を最小限に抑える努力をしている」(陳社長)と、韓国の先行例などをもとに、日本国内でも事後対策が重要であることを強調する。今年度は、PostgreSQL向けの暗号化製品のリリースも予定。ラインアップを拡充し、市場の裾野を広げる。

 韓国では、情報漏えいで厳しい刑事処罰を受けることへの備えとして、万全なるセキュリティ対策を構築する市場ニーズがあり、日本でも同様のニーズが拡大すると予想している。

 直販がメインであったMyDiamoだが、今後、MySQLやMariaDBのサポート・サービスを手がける企業に積極的にアプローチし、パートナー企業の拡大を図る。パートナーが既存のサービスに加え、セキュリティを新たな価値としてユーザーに提案できるようサポート体制も強化していく。(鄭麗花)
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外部リンク

ペンタセキュリティシステムズ=http://www.pentasecurity.co.jp/