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大塚商会 東日本大震災から5年 節目の年に当時を振り返る 復興への取り組みに感謝をこめて
2016/05/12 19:12
週刊BCN 2016年05月09日vol.1627掲載
木村和喜
仙台支店支店長
齊藤正明
社長
マグロ船は、一度出航すると長期間帰ってこない。齊藤社長が乗ったマグロ船は、40日から50日の期間でマグロ漁を行っていたという。漁に出ると何日も同じ乗組員と顔を合わせることとなるため、船長のマネジメントがしっかりしていないと、船員同士のケンカが絶えなくなってしまう。また、船員を出港後に変えることはできない。つまり、クビにできない。船長は、不慣れな船員でも、しっかり働けるようにマネジメントしなければならないのである。
さまざまな船長のノウハウが紹介されるなかで、とくに興味深かったのは、ゴルフの話。「仕事は楽しくなければいけない。厳しすぎても、優しすぎても楽しくない。ゴルフのように、4打でカップに入れるというようなゆるさが必要」とのことである。
植木理恵氏
セッション2では、心理学者/臨床士の植木理恵氏が登壇。「仕事で活かせる心理学」と題し、講演した。植木氏は、人の気質はDNAで決まっていて変えられないと説明。その気質には、外向的と内向的、情緒安定型と情緒不安定型の二つがあり、それぞれどういう人があてはまるのかを紹介した。これを理解したうえで、部下のモチベーションを上げるマネジメントをしてほしいと語った。
第二部の懇親会では、参加者が復興に向けた取り組みなどについて語り合った。(畔上文昭)
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