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SAPジャパン 自動車向けサービスを低コストで構築できるクラウド基盤 運行管理・車両連携サービス用PaaSを提供
2016/05/12 19:12
週刊BCN 2016年05月09日vol.1627掲載
バイスプレジデント
SAPジャパンで自動車産業統括本部の本部長を務める小寺健夫・バイスプレジデントは、「自動車メーカー各社もテレマティクスに大きな投資をしているが、われわれのプラットフォームはそれらに比べ圧倒的に低コストで、短期間でのシステム構築が可能なのが特徴」と説明。これまでコストが理由で自前の運行管理システムをもてなかった企業でも、クラウド型の基盤として提供されるVehicle Insightsを用いることで、低コストでシステムを構築し、社用車の一元管理や、社員の運転傾向の把握などが可能。また、燃料が少なくなると自動的にカーナビが最寄りのガソリンスタンドを表示したり、駐車場のゲート開閉や料金支払いを自動的に済ませたりするなど、自動車に関連する各種サービスの事業者と連携したソリューション展開も視野に入れ、広告代理店や自動車販売業者などとのビジネスも模索する。
多くの大手クラウド事業者がIoT向けの分析機能を提供しているが、SAPではHANAがもつリアルタイム分析性能を生かして自動車分野での採用拡大をねらう。(日高 彰)
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