華為技術日本(王剣峰社長)は、高速インターフェース「NVMe」に対応した2.5インチSSD「ES3000 V3」シリーズの国内販売を開始した。データベース(DB)の高速化が求められるなか、処理のボトルネックになることが多いストレージ性能を大幅に向上させるソリューションとして、データセンター事業者やより高いDB性能を要求する企業に、同社サーバーとあわせて提案を図る。

2.5インチドライブ型でPCI Express接続に対応

 NVMeは、PCI Express接続のフラッシュストレージに特化した高速接続規格。同社では、これまでPCI Expressスロットに装着する拡張カード型のフラッシュストレージ「ES3000 V2」シリーズを提供していたが、新製品は同クラスの性能ながら形状が2.5インチドライブ型となったことで保守性が向上。また、管理機能や障害復旧機能などを強化した。1.2TBから3.2TBまで複数のモデルを用意する。

佐藤英樹
ビジネスディベロップメント
マネージャー
 華為技術日本の法人ビジネス事業本部でサーバーおよびストレージ製品を担当する佐藤英樹・ビジネスディベロップメントマネージャーは、「新製品ではSSDコントローラに自社開発のASICを採用している。最新技術をいち早くキャッチアップし、性能・効率を最適化できるのが当社の強み」と説明。汎用部品の組み合わせではなく、フラッシュメモリがもつ性能を最大限引き出す設計・チューニングを自社で行うことができる優位性を強調した。

 同社は世界のサーバー出荷台数で第4位のメーカー。佐藤マネージャーは、「通信事業者向けの機器を主事業としていたことから、サーバーについても初期不良や故障が少なく、結果的に運用コストを低減できるとの評価を得ている」とし、大量のサーバーやストレージを必要とするサービス事業者で製品の採用が進んでいるという。今後はデータ分析などの企業需要も取り込んでいく考え。(日高 彰)