人工知能(AI)を活用して未知の脅威に対応するアンチマルウェア製品「CylancePROTECT」を提供するCylance Japan(金城盛弘社長)は、日本での事業拡大を目的に、国内向け製品・体制の強化を推し進めている。

乙部幸一朗
CTO
 「CylancePROTECT」は、AIのアルゴリズムを活用し、エンドポイント上でマルウェアが実行される前に防御する。「マルウェア防御率99.7%」と、登場以来注目を集めてきた製品だ。Cylance Japanは、米Cylanceの日本法人として今年8月に設立したばかりで、今後の日本市場におけるビジネス展開が期待される。

 今回の日本での事業拡大を見据え、製品、組織、人材の3点を強化した。製品面では、CylancePROTECTの日本語インターフェースを用意。組織面では、日本のセキュリティ脅威研究・調査に特化した「セキュリティ脅威リサーチセンター」を設立し、最新のマルウェア・脅威情報やグローバルと比較した日本のセキュリティトレンド情報などを提供する。人材面では、人工知能やセキュリティに造詣が深く、パロアルトネットワークスの技術責任者を務めた経験をもつ乙部幸一朗氏をCTOに迎えた。

金城盛弘
社長
 Cylance Japanの金城盛弘社長は、「Cylanceにとって日本市場は非常に大きく重要なマーケットであると米国本社と常々いっている。本社から、日本市場に対してさらなるコミットメント、インベストメントを続けていくということで、さまざまなことをやってきた」と強調。日本市場で受け入れられるよう、体制強化を行ったと語った。(前田幸慧)