【アナハイム発】米シトリックス・システムズ(米シトリックス)は、1月9~11日(米国時間)の3日間、米国・アナハイムでパートナー企業向けプライベートイベント「Citrix Summit 2017」を開催している。初日の基調講演では、グローバルにおけるシトリックスの全体的な戦略を打ち出し、パートナー企業に対して「Winning Together」を掲げ、これを実現するために「Win new customers(新規顧客の開拓に勝つ)」「Win with cloud(クラウドで勝つ)」「Secure it all(すべてをセキュアに)」の3つに重点を置くと発表した。2日目の基調講演は、「Tech Talks Keynote」と称して新製品や新機能などを披露した。

 シトリックスの主力の一つといえば、「XenApp」「XenDesktop」「XenMobile」「XenServer」などの「Xenファミリー」だ。アプリケーション製品などのマーケティングを担当するカルバン・シュー バイスプレジデントは、「これまでXenファミリーで、さまざまな機能を提供してきた」と前置きしたうえで、「実に顧客の30%が新機能をすぐに採用してくれる」とアピールした。
 
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カルバン・シュー バイスプレジデント

 また、HCI(ハイパーコンバージドインフラ)関連の新たなパートナープログラムとして「Citrix Ready HCI Workspace Appliance Program」の提供を開始し、すでに米HPE(ヒューレット・パッカード・エンタープライズ)がプログラムに参加したことを今回のイベントで発表している。米HPEでは、アトランティスとのパートナーシップで実現したHCIに、シトリックス製品を組み合わせて提供することを計画しており、米シトリックスにとっては、「Win new customers」を実現する製品となる。

 「Win with cloud」という点では、マイクロソフト製クラウドプラットフォーム「Microsoft Azure」との連携だ。2017年上半期中に、「XenApp Essentials for Azure」「XenDesktop Essentials for Azure」「XenMobile Essentials for EMS」の提供を予定している。「Secure it all」では、Windows 10へのマグレーション促進、ゼロデイ攻撃対策を実現する「XenServer with BitDefender」の提供などを進めていく。

 このほか、法人向けオンラインストレージ「Citrix Sharefile」やネットワーク関連の「Citrix NetScaler」でも新機能の発表があった。「Winning Together」を実現する製品・サービスの提供を次々と発表し、他社には真似ができないことから、登壇者による「〇〇(競合)にはできない」という合図で、聴講者が「Citrix Can」と叫ぶというやり取りがあった。これにより、会場が熱気に包まれていた。(佐相彰彦)
 
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団扇を上げて「Citrix Can」と叫ぶ聴講者