オービックビジネスコンサルタント(OBC、和田成史社長)と日立システムズ(北野昌宏社長)は2月23日、旅費などの経費管理システムの分野でパートナー契約を結んだと発表した。この契約により両社は、OBCの財務会計システム「勘定奉行」とシームレスに連動する日立システムズの総合経費管理システム「Traveler'sWAN」のSaaS版を、「Traveler'sWAN for 勘定奉行」として3月に発売する。

 OBCの奉行シリーズは、中堅・中小企業を中心に累計約56万社に導入され、財務会計システムの分野で高いシェアをもっている。近年、経理業務での負荷軽減やコンプライアンスの観点から、経費精算業務をシステム化するニーズが高まっており、OBCでは豊富な導入実績のある日立システムズのTraveler'sWANと連携を図りたいと考えていた。

 Traveler'sWANは、国内外出張手配から経費精算までを一つのシステムで管理できる総合経費管理システムで、国内で約700社88万人への導入実績がある。また、2016年11月には短期間・低コストで導入可能なSaaS版を発売するなど、サービスの幅を広げており、さらなる拡販強化のため、間接販売の強化を進めていた。

 こうした背景を踏まえ、今回両社はパートナー契約を結び、勘定奉行とシームレスに連動するTraveler'sWAN for 勘定奉行を提供する。通常、経費管理システムを導入する際は、財務会計システムとのデータ連携が不可欠なため、連携機能の開発が必要となるが、あらかじめ勘定奉行との連携機能を備えているため、追加の開発が不要となる。これにより、経費の申請から精算、決済までスムーズに行うことが可能となり、企業の経費処理に掛かる負担を軽減する。

 Traveler'sWAN for 勘定奉行は、出張管理・承認機能に加え、電車、ホテル、飛行機などのチケット手配機能や国内旅費の経路チェック機能を有し、複雑な為替計算を含む海外出張精算などにも対応しているため、経費管理業務の効率化を図ることができる。16年の税制改正に伴う電子帳簿保存法の改正にも対応したほか、請求書などデータの自動取り込みやOCR処理によって業務負荷を軽減する。

 税別価格は、年額30万円から(50人分利用する場合)。ライセンスは最低50人、追加10人単位で購入できる。今後、OBCと日立システムズは、両社の販売網を通じて、主に中堅・中小企業向けにTraveler'sWAN for  勘定奉行を拡販していく考え。