ネットワンシステムズ(ネットワン、吉野孝行社長)とネットワンコネクト(平川慎二社長)は4月5日、アリスタネットワークスとヴイエムウェアとの戦略的提携によるソフトウェア「SD-HCI(Software Defined Hyper Converged Infrastructure)」をコアとしたクラウドネットワークソリューションを7月に販売すると発表した。

 今回のソリューションは、クラウドの利活用を支援するため、オンプレミスとクラウドを単一のポリシーでセキュアに接続し、容易な統合管理を実現するもの。コアコンポーネントには、ネットワンシステムズが4月に設立した新会社ネットワンコネクトが、アリスタネットワークスとヴイエムウェアのソフトウェアを統合して独自開発するクラウドネットワーキングソフトウェアパッケージSD-HCIを活用する。

 SD-HCIは、オープン・セキュアで運用管理が容易なクラウドシステムを構成するソフトウェアパッケージ。新ソリューションは、このSD-HCIと、ネットワンシステムズで検証・構成済みのハードウェア、マルチクラウドと閉域網で接続する「クラウドHUBサービス」、そして、計画・導入・運用・最適化の全フェーズにわたるライフサイクルサポートサービスで構成される。

 具体的な提供ソリューションとして、7月にはデータセンター向けソリューションを発売する。構成要素は、SD-HCIのプライベートクラウドネットワーキング機能、ネットワンシステムズで検証・構成済みのデータセンタースイッチやサーバーなどのハードウェアと、ライフサイクルサポートサービス。これによって、データセンター内のアンダーレイネットワークとオーバーレイネットワークを統合して、高品質で自動化されたクラウド基盤を実現し、大幅な運用負荷削減が可能になる。さらに、既設のネットワーク基盤と仮想基盤とも統合可能で、既存の投資を保護する。

 今後の機能拡張ロードマップとしては、10月以降に、SD-HCIにハイブリッドクラウドネットワーキング機能とセキュリティ機能を追加するとともに、クラウドHUBサービスと連携することで、セキュアなハイブリッドクラウドの活用を可能とする予定。来年には、SD-HCIにSD-WAN機能を追加することで、拠点からのクラウド活用を支援する。また、可視化(テレメトリ)機能を組み込むことで障害の予防検知を実現してクラウドネットワーク全体の可用性を向上する。それ以降も、継続してSD-HCIの機能を強化していく。

 さらに、ネットワングループ全体でクラウドシステムの市場カバレッジ拡大を図るため、新ソリューションをネットワンシステムズからの直接販売と、ネットワンパートナーズからのパートナー企業を経由した間接販売で提供するとともに、SD-HCIのみをネットワンコネクトから新規パートナー企業に販売していく。

 主な販売対象先は、大規模企業・官公庁・自治体・データセンター事業者。初年度で25億円の売り上げを目標としている。