スマホなどの売上高は苦戦

 聯想集団(レノボグループ、楊元慶CEO)は5月25日、2016年度(17年3月期)通期業績を発表した。売上高は前年度比4%減の430億3500万米ドル。モバイルやデータセンター事業が低調に推移した。一方、最終損益は5億3500万米ドルで2期ぶりに黒字転換。前年度に実施した人員削減などのコスト削減が寄与した。

 事業セグメント別では、中核事業であるPC・タブレット端末のスマートデバイス事業グループ(PCSD)の売上高が同2%減の300億7600万米ドル。通期の出荷台数は6億6000万台と昨年と同規模を維持し、市場平均を7.1ポイント上回ったとしている。

 「Moto」「Lenovo」ブランドのスマートフォンを扱うモバイル事業グループ(MBG)の売上高は同10%減の77億700万米ドル。苦戦が続いており、出荷台数は同22%減少した。16年は全世界での市場シェアも3.5%にとどまった。

 サーバーやストレージなどのデータセンター事業グループ(DCG)の売上高は同11%減の40億6900万米ドル。また、3億4300万米ドルの赤字だった。レノボでは、業界に精通する人材の採用や、各地域への専任販売部隊の配備、高性能コンピューティング(HPC)への注力などの施策を通じて、建て直しを図る。(真鍋 武)