中央省庁や自治体など、団体向けに実績のあるIT戦略コンサルティングサービス会社のITbook(伊藤元規社長)は、3年前に自社で構築したエンタープライズ・アジャイル開発「r.a.k.u.」と呼ぶ手法を用いて、食品や機械製造、製薬など民間企業の案件を増やしている。最近では、業務システムの最適化に向けた開発だけでなく、クラウドや人工知能(AI)、IoT(Internet of Things)などの技術を取り入れたビジネスモデルの提案も積極化している。
実際の開発では、顧客や社内外のシステムエンジニア(SE)と一つのスクラムを形成しプロジェクト管理している。定野シニアマネージャーは、「1か月ごとにシステムを部分的にリリースし、3か月ごとに引き渡し研修をする、というサイクルを繰り返す」と、システムのミスマッチを極力無くすよう、開発プロセスを顧客とチームで可視化している。
r.a.k.u.によるシステム構築では、最新の開発技術やアーキテクチャを多く用いている。ウェブアプリケーション開発では、「コンシューマITのような直感的にわかりやすいユーザビリティを実現し、体感レスポンス1秒以内を目指す」(定野シニアマネージャー)ため、「Single Page Web Applications」(SPA)というアーキテクチャを採用。オープンソースを積極的に使い汎用性と拡張性を高めている。
中央省庁や自治体など、団体向けに実績のあるIT戦略コンサルティングサービス会社のITbook(伊藤元規社長)は、3年前に自社で構築したエンタープライズ・アジャイル開発「r.a.k.u.」と呼ぶ手法を用いて、食品や機械製造、製薬など民間企業の案件を増やしている。最近では、業務システムの最適化に向けた開発だけでなく、クラウドや人工知能(AI)、IoT(Internet of Things)などの技術を取り入れたビジネスモデルの提案も積極化している。