ネットワールド(森田晶一社長)は9月26日、NTTデータ(岩本敏男社長)が、開発生産性向上のために今年4月に運用を開始した「統合開発クラウド」に、ネットワールドが扱う米パペットのインフラ構成自動化ツール「Puppet Enterprise」(サポート付商用版)が導入されたと発表した。

 今回、NTTデータがインフラ構築の自動化ツールとして選択したPuppet Enterpriseは、定義ファイル(マニフェスト)を作成することで、サーバーやスイッチなどの各種設定作業を自動的に実行し、開発エンジニアが必要とする環境をスピーディに提供することができる。マニフェストは、非常にシンプルでわかりやすく、シェルスクリプトが書ければすぐに使えるため、プログラミングスキルのないインフラ担当者でも容易に扱える点が選定のポイントとなった。Puppet Enterpriseにより、人為的な設定ミスによるトラブルの防止にもつなげることができる。

 NTTデータは、統合開発クラウドにPuppet Enterpriseを導入したことで、機材手配や環境構築など、従来2~3か月かかっていた作業を1日で済ませることも可能となり、準備に要する期間を大幅に短縮した。また、テスト工程では、システムの動作や品質を確認するための検証環境を頻繁に使用するが、検証はクリーンな環境で行う必要があるため、一度使用した環境で再度テストを行う際には、バックアップファイルなどを利用して初期状態に復元する作業が発生する。現在ではこうした作業も短時間ですむため、より付加価値の高い業務に注力できるようになった。

 NTTデータでは、統合開発クラウドがビッグデータやIoT、AIなど、大量のリソースを必要とする分野でも大きな効果が発揮できると期待。協力会社を含めて利用を拡大するほか、海外子会社などへのグローバル展開も推進していく計画だ。