ワイドテック(李光一郎代表取締役)は9月26日、電子メールを1通送信するだけで、複数の相手に電話を自動発信できる新しい通信サービス「急コール」の提供を開始したと発表した。価格は案件ごとの個別見積りとなっている。

 電話は即時性に優れているが、基本的に1対1の連絡手段であるうえ、連絡を取りたい相手に1人ずつ電話をかけたとしても、必ず出てもらえるとは限らない。そこで同社では、急を要する場合の連絡手段として最も想起率の高い「電話」と「メール」を組み合わせ、メールを合図に電話を自動音声により発信する技術を開発。さらに、同社がクラウド型電話転送サービス「転送録」で培ってきた「順次転送」のノウハウも応用し、1本のメールで複数の相手に電話発信が可能なサービスを提供する。なお、この技術については、特許を出願している。

 急コールを利用することで、メールを1通送るだけで、あらかじめ登録しておいた複数の相手を電話で呼び出すことが可能。メールの内容を解析し、適切な相手を自動的に選んで電話を発信する。電話を受けた相手は、自動音声案内を聞き、電話機のプッシュボタン(トーンダイヤル)で回答できる。メール送信者は、ウェブまたはメールで、回答結果を閲覧可能となる。また、音声合成による案内メッセージの自動生成機能を開発中で、オプションとして提供する予定。

 急コールの主な対象顧客としては、BCP(事業継続計画)対策のための連絡網を構築したい官公庁・自治体・企業、医療機関・介護業界、24時間・365日ノンストップ稼働の工場やデータセンター、警備業界、シフト勤務を行うサービス業界などを想定している。