【サンフランシスコ発】米オラクル(ラリー・エリソン会長兼CTO)の年次プライベートイベントである「Oracle Open World 2017」が、現地時間の10月1日、米サンフランシスコで開幕した。5日間にわたって、ユーザーやパートナーによる2000以上のセッション、最新のオラクル製品に関する情報を紹介する500を超えるセッションを用意している。(本多和幸)

201710021832_1.jpg
ラリー・エリソン会長兼CTO

 「THE TRANSFORMATIONAL CLOUD」をテーマに掲げた今回のOracle Open World 2017では、初日を迎えた1日夕方の基調講演に、例年通り、創業者であるエリソン会長兼CTOが登場。「世界初の完全自動化、自律型データベースをリリースする」と発表した。現行製品「Oracle Database 12c」の次期バージョンである「Oracle Database 18c」では、機械学習により、パッチの適用やチューニングなどを自動化するという。なお、18cとは2018年モデルの意味で、以降、Oracle Databaseの付番はこれに倣ったかたちになる模様だ。

 Oracle Database 18cは、DWH用途のAnalyticsバージョンを今年12月に、OLTPバージョンを来年6月にリリースする予定だが、エリソン会長兼CTOはAnalyticsバージョンのクラウドサービスを念頭に、「どんなワークロードであろうと、Amazon Redshiftの半額以下で動かせることを契約書に明記する」と宣言。デモンストレーションでも、パフォーマンス、コストの両面で次世代のOracle Database CloudがAmazon Redshiftを圧倒しているとアピールした。

 このほか、エリソン会長兼CTOの基調講演に先立って行われたパートナー戦略に関する基調講演では、SaaSのインプリメンテーションを担うパートナー向けの新パートナープログラムを本格的に始動することも発表している。なお、詳細は週刊BCN+で続報し、週刊BCN紙面にも掲載する。