シェアはアリババがダントツ

 IDC中国(霍錦潔総裁)が発表した2017年上半期(1~6月)の中国パブリッククラウド(IaaS)市場規模は前年同期比69.2%増の10億米ドルだった。

 ベンダー別の市場シェアでは、「阿里雲(アリババクラウド)」を提供するアリババグループが圧倒的なシェア47.6%を獲得し1位を継続。2位は「騰訊雲」のテンセント(9.6%)、3位は「金山雲」のキングソフト(6.5%)、4位は中国電信(6.0%)、5位はUcloud(5.5%)だった。中国発のクラウドサービスが急速に勢力を伸ばしている。

 一方、クラウド世界大手のAmazon Web Services(AWS)やマイクロソフトは5位以下で、「その他」分類に甘んじた。もともと外資IT大手は、インターネット規制の影響で中国では後発組となっているが、17年は6月に施行された「中国サイバーセキュリティ法」などの規制強化もあり、上半期はその対応に追われた。

 中国工業和信息化部(工信部)の「クラウドコンピューティング発展三年行動計画(2017-2019年)」では、19年の中国クラウド産業規模を4300億元にする計画を掲げている。(真鍋 武)