アイティフォー(東川清社長)は1月26日、第四銀行(並木富士雄取締役頭取)と中国銀行(宮長雅人取締役頭取)が審査システムの共同開発を行い、そのシステムにアイティフォーの「SCOPE 個人ローン業務支援システム」と「個人ローンウェブ受付システム」が採用されたと発表した。

 第四銀行と中国銀行は、基幹系のシステム共同化・提携グループの「TSUBASA金融システム高度化アライアンス」に属しているが、個人ローンの営業体制、審査業務の抜本的な改革と顧客サービスの向上を目指し、「受付、添付書類イメージの取得、契約までをすべてウェブで完結」できるシステムの構築を共同で開始した。システム構築については、例えばローン申し込み画面・書類の様式を統一するなど、定期的に開催される全体会議で共通化の策定を進めている。システムの共同開発により1行あたりのシステム開発コストを大幅に削減することが可能となる。両行はシステムのすべてを共同化するのではなく、各行に必要な固有の機能については個別に構築することで各行のニーズを満たすなど、柔軟さをもった共同開発を目指している。

 今回採用されたSCOPE 個人ローン業務支援システムは、個人ローンの申し込みをウェブや営業店窓口などで受付後、個人信用情報機関への照会、照会結果の名寄せや集計、融資条件への適合性や過去の取引状況のチェックなどを自動化し、審査の効率化を実現する。さまざまな自動チェックルールをユーザーで変更可能としているため、導入後の運用変更にも柔軟に対応できる。

 一方、個人ローンウェブ受付システムは、個人の顧客がスマートフォンやPCからウェブ経由で個人ローンを申し込めるシステム。申し込みデータは、SCOPE 個人ローン業務支援システムと連携し、審査判定後には審査結果を電子メールなどで通知する。さらに、審査や契約に必要な書類の受付や、契約手続までをウェブで完結できる完全非対面でのスキームを実現する。

 アイティフォーでは、今後も地域金融機関の業務改革と顧客サービス向上への取り組みをサポートしていく方針。