劇団四季(吉田智誉樹社長)とエプソン販売(佐伯直幸社長)、イヤホンガイド(久門隆社長)、エヴィクサー(瀧川淳社長)は1月31日、ディズニーミュージカル「ライオンキング」札幌公演で、2月27日から「スマートグラスを使用した多言語字幕サービス」を開始すると発表した。

 この取り組みは、エプソンのスマートグラスMOVERIO「BT-350」使い行うサービス。機器の貸出しと運用についてはイヤホンガイド、字幕表示に関わる音響通信技術「Another Track」の開発と提供についてはエヴィクサーが実施する。MOVERIOは「両眼シースルー、ハンズフリー」が特徴で、独自開発のシリコンOLED(有機EL)ディスプレイによるスクリーン感(表示枠)を意識させない映像表現が可能。「字幕が空間に浮かんで見える」感覚で作品鑑賞への没入感を高める。

 Another Trackは、エヴィクサーが開発した独自の音響通信ソリューション。「暗号化したデータを埋め込んだ特殊な音(透かし音)」やデータベース上に保存されている音(音源)の「特徴点(フィンガープリント)」をスマートフォンやスマートグラス、ロボット端末などのデバイスが自動認識することで、デバイスをリアルタイムにコントロールする。この技術を用いた今回のサービスでは、人数の制限はなく、またタイムラグもなく字幕を表示することが可能となっている。

 対応言語は、「英語」「中国語(繁体字・簡体字)」「韓国語」「日本語」。このサービスを導入することで観客は舞台から目を離さず、ハンズフリーで観劇することができるようになる。サービスの対象は7歳以上、スマートグラスの貸出料金は2000円。