シブタニ(石橋芳男社長)は2月15日、ローム(澤村諭社長)が提供する電池不要・配線不要の無線通信デバイス「EnOcean」を搭載したトイレの施錠・解錠情報を発信するスライドラッチ(トイレの施錠金物の専用受け)「SWITCHSTRIKE AIR」を開発し、ウイングアーク1st(内野弘幸社長)と京都市の協力のもと、元離宮二条城での試験運用を開始したと発表した。

 今回開発したSWITCHSTRIKE AIRには、トイレの施錠金物として、受け部にEnOceanが組み込まれており、どんな場所にもドライバー1本で簡単に設置でき、個室トイレの施錠・解錠情報をレス・配線レスで無線送信することができる。この情報を利用し、トイレ入り口や専用アプリで満空表示することで、利用者の時間短縮(利用効率の向上)や長時間利用の検知、ビッグデータ化による利用状況の解析や清掃の効率化を実現することが可能となる。これらにより、不特定多数の人が訪れる商業施設や観光施設、イベント会場、これから混雑が予想される大規模なスポーツイベントなどで、トイレの利用効率や利便性向上、施設管理の適正化を支援する。

 SWITCHSTRIKE AIRは、すでにサンプル出荷を開始しており、3月末に税別価格1万5000円で発売する予定。また、2月6日には京都市の協力のもと、京都市中京区にある元離宮二条城の大休憩所トイレでSWITCHSTRIKE AIRの試験運用を開始した。この管理システムを、ウイングアーク1stが担当しており、多くの観光客が立ち寄るトイレの使用状況をデータ管理・分析し、二次利用に役立てていく考え。