エス・アンド・アイ(S&I、藤田和夫社長)は3月14日、大企業での導入に限られていたAIの汎用化を背景に、導入を検討する顧客やシステム/サービス事業者からの依頼増に対応するため、学習データ(Corpus)の作成/精度向上に特化した専門組織sandi AI「CORPUS FACTORY」を新たに開設すると発表した。

 同社では、AIビジネスに本格的に取り組み始めた2016年10月から、「AI活用の鍵は学習データにあり」という戦略のもと、学習データの作成/精度向上に関するスキルとノウハウに長けた専門エンジニアの育成に注力してきた。今回開設するCORPUS FACTORYでは、これまで蓄積したスキルやナレッジを体系化、共有するとともに、専門組織として運営することで、品質と効率性の両立を実現する。

 また、CORPUS FACTRYの開設とあわせて、スピードリンクジャパン(西田祥代表取締役)とIBM Watsonの学習データ作成に関する協業と、同社への作成業務のアウトソーシングを部分的に開始する。IBM Watsonは、法人AI市場で圧倒的なシェアをもち、S&Iは現在、その学習データ作成の依頼を最も多く受けているという。CORPUS FACTORYの開設により、専門組織としてスキルを集約することで品質を担保しながら、一部の単純でボリュームを要する作業をスピードリンクへアウトソースすることで対応力を向上、実用性の高い学習データをこれまで以上に広範囲に提供することが可能となる。

 同社では、CORPUS FACTORYを通じて、多くの顧客でのAI利活用と、保有する業務データの価値向上に今後も注力していく考え。