FXC(谷輪重之代表取締役)は、米KEMPのロードバランサの新製品として、KEMP LoadMaster「LM-X3」と「LM-X15」を日本国内で4月9日に発売した。

 新製品はハードウェアアプライアンスで、LM-X3は1Gbit×8ポート、LM-X15では1Gbit×16ポート+10Gbit×4ポートを搭載している。性能面では、スループットが3.4Gbps(LM-X3)と15Gbps(LM-X15)、TLSトランザクション処理が1700TPS(LM-X3)と1万2000TPS(LM-X15)を実現し、トラフィックが集中するウェブサイトでも安定したサービスを提供するパフォーマンスを備えている。

 機能面では、サーバークラスタリング、MS-Exchangeの負荷分散、RDPの負荷分散、ストリーミング配信など、両モデルで同じ仕様を提供し、適合するアプリケーションによって機器を選択する必要がない。基本的な機器選択の要件は、サービス環境のトラフィック容量とネットワーク構成で確定する。

 また、セキュリティ面では、セキュリティパッケージをサブスクリプションで提供する。主にSSOや2要素認証などのエッジセキュリティを実現するサブスクリプションと、WAF(ウェブアプリケーションファイアウォール)を追加提供するサブスクリプションを用意している。さらに、HTTPのレスポンスヘッダの書き換えやレスポンスボディの書き換えなど、ぜい弱性のあるコンテンツを修正するL7ルールの設定も可能となっている。

 運用面では、簡単な操作のウェブユーザーインターフェースに加え、CLI(PowerShell)やRESTでのAPIを用意しており、運用効率を最大化するための豊富なインターフェースが利用できる。管理面でも拡張MIBを提供するSNMP、外部Syslogサーバーへの接続、WAFのAuditログ出力など、顧客の運用環境に柔軟に対応する。

 税別価格は、LM-X3が78万円、LM-X15が178万円。出荷開始は4月18日。同社では、初年度でLM-X3が300セット、LM-X15が80セットの販売を予定している。販売は主にFXC製品の流通チャネルを中心として行い、製品導入などの支援はエンドユーザーやSI事業者向けの問い合わせ窓口を用意してサポートする。