「サイバーレジリエンス」がキーワード

 日本HP(岡隆史社長)は3月に発表した法人向けPC新製品で、セキュリティ機能強化を本格化させた。九嶋俊一・専務執行役員パーソナルシステムズ事業統括は、「サイバーレジリエンス」の視点から、「必ず侵害されることを前提にどれだけ短い時間で手間をかけずに安全な状態に復旧できるかを目指す」と話す。

 日本HPでは近年、働き方改革で多様化するワークスタイルを背景に、強化を図っている。とくに、「いつでもどこでも安全に仕事ができる」ことが重要だと、九嶋専務執行役員は強調する。

 「本格的なセキュリティ強化を行った第一号の製品」として、3月に法人向けノートPC「HP EliteBook 830 G5 Notebook PC」とモバイルワークステーション「HP ZBook 14u G5 Mobile Workstation」を発表した。セキュリティ新機能として、OSの重要なセキュリティプロセスを保護し、停止した場合に自動で再起動し復旧を行う「HP Sure Run」と、インターネット経由で安全なソフトウェアイメージの復旧を行う「HP Sure Recover」を搭載。ほかにも以前から搭載済みのセキュリティ機能の強化を行っており、「ファームウェアからウェブブラウジングまで一貫してそうした仕組みを提供する」(九嶋専務執行役員)としている。(前田幸慧)