キヤノンITソリューションズ(キヤノンITS、足立正親社長)は、同社が開発している超高速開発ツール「Web Performer(ウェブパフォーマー)」にテスト自動化機能を初めて搭載した。5月8日に発表した年次メジャーバージョンアップで、テスト自動化機能を盛り込んだことにより、アプリケーションソフトの設計→開発/実装→テスト→デプロイ(運用環境への展開)の一連の工程すべて自動化できるようになった。

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超高速開発ツール「Web Performer」の概要

 今回のバージョンアップでは、「設計」工程におけるデータモデルやビジネスプロセスの仕様ドキュメントを自動出力する機能を強化するともに、新規で「テスト」工程の自動化に対応している。

 また、「デプロイ」工程ではアマゾンAWSのデプロイ管理ツール「Elastic Beanstalk(エラスティック・ビーンスターク」への自動デプロイ機能を搭載。SAP Cloud Platformなどとともにパブリッククラウドへの対応を強化している。年内をめどに日本マイクロソフトのAzureにも対応する予定だ。
 
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ソリューション企画第二課の山田真穂氏

 キヤノンITSでWeb Performer事業を担当するソリューション企画第二課の山田真穂氏は「アジャイル開発方式の採用や、開発と運用を一体化するDevOpsにも一段と対応しやすくなる」と、テスト自動化機能を盛り込んだことで、設計からクラウドへのデプロイまでをワンストップで自動化できるようになったメリットを話す。

 こうした自動化の完成度を高めていくことで、Web Performerのユーザー数を直近の累計約960社から、向こう3年で約2000社に増やすことを目標に掲げる。超高速開発ツール市場は拡大傾向が続いており、ユーザー数の倍増が達成できれば現在の国内シェア約38%を、50%近くまで伸ばせる同社ではみている。