エンカレッジ・テクノロジ(井進也社長)は、社内やクラウド上のサーバーへの統合的なセキュリティ対策を実現するソフトウェアの最新バージョン「ESS AdminGate V3.0」を6月25日に発売した。

 ESS AdminGateは、Windows、Linuxといったサーバーに対するアクセス管理、ログ収集&不正アクセス検査、動画による操作記録など、さまざまなセキュリティ対策を年額60万円から利用できるソフトウェア。また、クラウドサービス事業者との提携により、IaaSサービスのオプション機能としてもサービス提供を行っている。

 メジャーバージョンアップとなる今回のリリースでは、従来の申請・承認ベースによるアクセス許可に加え、特定ユーザーに対して特定のサーバーへのアクセスを定常的に許可する設定が可能になり、小規模な組織にも適用できるようになった。また、パスワードを変更するとシステムに影響をおよぼすようなケースでは、パスワードを変更せずにアカウントを貸与することも可能になるなど、適用可能なシステムの条件を緩和した。

 新たに管理対象サーバーのアカウントに対する定期パスワード変更を自動的に行う機能を追加した。これにより、標的型攻撃などによりサーバーのパスワードが詐取され情報を持ち出されるなどのインシデントを防止することができる。また、製品自体の安全性の向上策として、内部に保存されている操作記録データの暗号化にも対応した。

 さらに、新たに実装したデータアーカイブ機能では、ウェブ画面から簡単な操作で、蓄積された記録データの期間を設定し、外部ストレージにアーカイブとして保存することができるようになった。また、内部ストレージの空き容量やメモリ使用量の確認、メンテナンス用ログデータのダウンロードなどもウェブ管理画面から簡単に行えるようになった。このほか管理対象システムとして、新たにWindows Server 2016に対応した。

 なお今回、ESS AdminGateの一部機能を制限した簡易版「ESS AdminGate Lite Edition」を新たにリリースする。また、これまでの年間サブスクリプションライセンス体系に加え、一括買い取り型のライセンス体系も新たに追加するとともに、最小構成として管理対象サーバー5台から利用できるStarter Kitを新たに用意した。

 Starter Kitの価格は、Lite Editionの年間サブスクリプション型が年額27万円、買い取り型ライセンスが51万円、Standard Editionの年間サブスクリプション型が年額45万円、買い取り型ライセンスが85万円。