新製品のボタン型デバイスを紹介する
玉川憲社長
発表内容の一つが、IoT回線サービス「SORACOM Air for セルラー」のセルラーLPWA(LTE-M)対応版の「SORACOM Air for セルラー plan-KM1」。18年5月にKDDIとの協業で発表したIoTサービスが、LPWAにも対応したかたちだ。これにより、セルラー回線を利用しながら省電力、かつ広域な運用が可能になる。また、すでに提供されているプラン同様、plan-KM1のSIMを使えば「SORACOM」のすべてのサービスが利用できる。手数料が1回線1500円、基本料は月額1回線100円、通信料が1KBあたり0.5円。提供は9月から。
AWSとの連携強化も促進する。具体的には、「AWS IoT 1-Click」対応のボタン型デバイスとして「SORACOM LTE-M Button powered by AWS」を提供していく。AWS IoT 1-Clickは、AWSが提供するIoTクラウドサービスで、デバイス購入直後からワンクリックでさまざまなケースに活用できるのがコンセプト。SORACOM LTE-M Button powered by AWSは国内初の対応デバイスで、plan-KM1のSIMが内蔵されていることから、LTE-Mのエリア内で個別の通信設定をせずに利用できる。提供は今年度下期を予定している。