データセンター(DC)事業者が首都圏での設備投資に力を入れている。エクイニクス・ジャパンは79億円を投じて、都内新DCを2019年第1四半期に開業させる予定だ。Coltテクノロジーサービスは、都内DCの近代化工事をこの6月までに完了。ブロードバンドタワーは、8月に東京・大手町に新DCの開業を予定しており、国内主要インターネット・エクスチェンジ(IX)事業者3社と相互接続させる。

エクイニクス・ジャパン
古田敬
代表取締役
 エクイニクス・ジャパンの新DCは、東京地区で11拠点目。今回開業させる第1フェーズはラック換算で1000ラック相当分で、第2フェーズでは合計2800ラック相当まで拡張予定だという。同社の古田敬代表取締役は、「クラウド基盤としてのDC需要の増大や、IoTによるデータ量の増加、第五世代通信を見越した投資が活発化している」と指摘。こうした需要増を受けて、DC投資を加速させる。











 
ブロードバンドタワー
藤原洋
会長兼社長
 ブロードバンドタワーの藤原洋会長兼社長は、大手町の新DCを「第五世代モバイル通信やIoT、FinTechなどを対象とする情報通信インフラに対応したDC」だとの位置づけ。IXへの最適な接続環境に加えて、アマゾンAWSなどの主要パブリッククラウドへの直接接続も可能にする予定だ。

 大手DCベンダーは、国内外のパブリッククラウドやプライベートクラウドの基盤としても活用されることが多い。エクイニクス・ジャパンでは直近で世界24か国52都市におよそ200か所のDCを展開。この規模のメリットを最大限に生かしてDC需要を取り込んでいる。直近のビジネス状況については、「本国の米国、次いでドイツ、日本の順でDCビジネスの売り上げが伸びている」(古田代表取締役)と、好調に推移している模様だ。(安藤章司)