ディー・ディー・エス(DDS、三吉野健滋社長)は9月10日、多要素認証基盤「EVE MA」と、DDS-VAD(Value Added Distributor)であるネットワールドが販売するRaspberry Piベースのシンクライアントデバイス「NComputing RX-HDX」(RX-HDX)との連携検証を完了し、仮想化環境利用時の本人認証によるセキュリティー強化をネットワールドと推進していくと発表した。

 EVE MAは、生体認証(指紋、顔、指静脈、手のひら静脈)、ICカード認証(FeliCa、MIFARE)、パスワード認証などを拡張性の高いプラグインアーキテクチャで提供する多要素認証基盤。各種システムに対するID/パスワードでのユーザー認証を多要素認証方式に置き換え、確実な本人確認を行うことで、なりすましのリスクを低減する。

 RX-HDXは、NComputingがシトリックス専用に開発、ネットワールドが販売するRaspberry Piベースのシンクライアントデバイス。クアッドコアBroadcom 2837 SoCを搭載し、Wi-FiとBluetoothに対応した最新のRaspberry Pi 3プラットフォームをベースに機能拡張しており、HDMIセカンダリディスプレイアダプターによるデュアルモニターの実現や、HDX Real-Time Media EngineのサポートによるHDビデオ会議の実現、独自の管理ツールである「No Touch Center」による運用管理の効率化などの機能を実装している。

 今回の製品連携では、RX-HDXのCitrix Virtual Apps and Desktops環境上で動作する業務アプリケーションのログイン画面をEVE MA IDマネージャーに登録することで、ログイン画面に、EVE MAの認証画面を適用することが可能となった。また、Windowsロック解除にもEVE MAの認証画面を適用することができる。

 適用後は、これまで手入力していたID・パスワードをEVE MAが代行するため、ユーザーは、RX-HDXに接続したモフィリア製指静脈認証ユニット「FVA-U3SX」を利用してEVE MAの認証を行うだけで、各アプリケーションへのログイン、Windowsロックの解除ができるようになり、より簡単でセキュリティー強度の高い運用が可能となる。