日本OSS推進フォーラムは11月15日、横浜市で「第17回北東アジアOSS推進フォーラム」を開催した。中国OSS推進連盟と韓国OSS推進フォーラムの共催で、各国の政財界、大学、研究機関などからおよそ150名が参加。日・中・韓におけるOSS(Open Source Software)の普及・推進の現状などを報告した。

「第17回北東アジアOSS推進フォーラム」に日・中・韓の政財界、大学、研究機関などからおよそ150名が参加した

 冒頭、基調講演を行った経済産業省の成田達治 審議官は、日本政府が進める「コネクティッドインダストリー」の推進状況などを説明した後に、OSSの役割について言及。「AIやビッグデータなどの取り組みにおいてOSSはエンジンとして重要な役割を果たしている」と話した。続いて登壇した中国工業和信息化部のXIE Shaofeng 司長は「中国ではソフトウェア技術が経済成長の重要な要素になっており、世界的なOSSの動きはますます重要になっている」と話した。また韓国科学技術情報通信部のRHO Kyungwon 局長は「韓国でもOSSの発展があらゆる産業の革新と成長を促進している」と話した。そのほかワークグループの活動報告などでも、OSSが新たなソフトウェア技術のけん引役として強力に機能している状況が報告された。

 最後に、開催国議長で日本OSS推進フォーラムの吉田正敏 理事長が「世界に広がるOSSコミュニティと価値を共有し日・中・韓をはじめとするアジア地域のIT産業の成長を目指し、オープンな世界を拡大し豊かにしていく」とした議長宣言を表明し幕を閉じた。次回2019年の「第18回北東アジアOSS推進フォーラム」は韓国で開催される。(BCN・道越一郎)