ネットワンシステムズ(ネットワン、荒井透社長COO)は12月7日、文部科学省の「教育情報セキュリティポリシーに関するガイドライン」(2017年10月公表)に準拠した、東広島市立学校(小中学校・計51校)の情報セキュリティーを強化するシステムを構築したと発表した。


 今回導入したセキュリティーシステムは、(1)校務系・学習系・事務系の各システム間のネットワーク分離、(2)各校管理のファイルサーバーの統合、(3)遠隔地へのデータバックアップを主としており、今年9月から稼働している。

 具体的には、児童生徒の機微な情報を扱う「校務系システム」、学習活動に用いる「学習系システム」、行政システムを用いる「事務系システム」間のネットワークを、仮想デスクトップで分離した。「校務系システム」と「事務系システム」をそれぞれ専用に用意した画面転送型の仮想デスクトップで利用し、「学習系システム」はPCから直接利用することで、各システム間のネットワーク分離を実現している。

 各校で管理していた「学習系システム」用のファイルサーバーを、東広島市教育委員会が管理するセンター側に集約して一元管理することで、セキュリティーと信頼性を向上した。また、センター側では「校務系システム」と「学習系システム」の双方にファイルサーバーを設置することで、機密情報は「校務系システム」のファイルサーバーに保存し、学習教材等の非機密情報は「学習系システム」に保存するなど、情報の機密度に応じたアクセス権限の分離を実現した。さらに、ファイルサーバーとアクセス権限を一元管理することによって、異なる学校間の教職員の情報共有も実現し、よりコラボレーションが促進可能な環境を構築した。

 各種データについては、遠隔地にバックアップする仕組みを整備することで、災害時のデータ保護と事業継続を実現している。