富士通は12月21日、同社の第2世代アニーリングマシン「デジタルアニーラ」のクラウドサービス「FUJITSU Quantum-inspired Computing Digital Annealer」の提供を開始した。

 デジタルアニーラは、量子現象に着想を得た組み合せ最適化問題を高速に解くアニーリングマシン。2018年5月にクラウドサービスの提供を開始しており、今回はその第2世代となる。

 第2世代ではビット数(量子ビットに相当)を、第1世代の1024ビットから8192ビットまで拡張した。また、19年3月末までには同サービスを北米や欧州で提供を開始し、その後にアジアへも順次展開する予定である。

 また、第2世代のオンプレミス版である「FUJITSU Quantum-inspired Computing Digital Annealer オンプレミスサービス」を19年2月に提供を開始。これまでのサーバーと同様に、マシンルームやデータセンターに設置して活用できるようになる。
19年2月から提供が始まるデジタルアニーラのオンプレミスサーバー

 デジタルアニーラは、全結合型の設計を採用しているため、8192個のビット値が全結合で相互接続されている。さらにビット間の結合の強さを最大64ビットの1845京階調で表現できるため、現行のイジングマシンや量子アニーリングマシンでは扱えない大規模な問題にも対応できる。

 なお、クラウド版もオンプレミス版も、販売価格は個別見積もりとしている。