ニューテック(柳瀬博文社長)は、ハイエンドNASシステム「ZettaSuite」を2月1日に発売した。出荷開始は3月1日。初年度で50台、2億円の売り上げを目指す。

ZettaSuiteラインアップ

 ZettaSuiteは、ZFSファイルシステムを実装したLinux OSをベースとしたNAS製品。SMBとNFSプロトコルに対応しており、WindowsクライアントとLinux/Unixクライアントにファイル共有を提供するとともに、追加ライセンスの必要がなく、iSCSIとFibre Channel(16Gbpsまで)のブロックデバイスターゲットとしても利用できる。

 ストレージデバイスとしては、大容量用途にはニアラインSAS HDD、高速用途にはSAS HDD/SSD、さらなる高速化が必要な場合にはNVMe SSDを搭載したモデルをシリーズで用意している。

 RAID機能は、ZFSファイルシステムの機能を用いてストレージデバイスをRAID化する。その種類には、ミラーのほかRAID-Z(シングルパリティ)、RAID-Z1(ダブルパリティ)とRAID-Z2(トリプルパリティ)があり、用途によって選択できる。ストレージプールに個々のRAID化された仮想ボリュームを追加することで、容量の動的拡張を可能としている。

 また、ZFSファイルシステムは、128ビットのアドレス幅でストレージを管理するため、Zetta(ゼタ)バイト(10の21乗バイト)を大幅に上回るストレージ容量の拡張が可能。大容量DRAMとSSDを用いたリード、ライトキャッシュも搭載しているため、書き込みはもとより、読み出し時のキャッシュヒット率も向上する。スナップショットは、ファイルシステムのもつCOW(コピーオンライト)機能によって実行されるため、高速で性能劣化がほとんどないという。

 サービスネットワークは、NAS、iSCSI用途としてイーサネット(1GbE-100GbE)とインフィニバンドに対応し、Fibre Channelは16Gbpsまで対応する。

 NASヘッド2台にストレージきょう体を接続することで、片方のNASヘッドに障害が発生しても、もう一方に切り替えることでサービスが停止しない冗長構成を基本構成としている。