アイティフォー(東川清社長)は、店舗向けソリューション「アローシリーズ」の新サービスとして、音声合成技術により店舗で放送するCMやアナウンスの音源を作成可能な「アローボイスクリエーター(Arrow VoiceCreator)」を2月19日に発売した。価格は月額5万円から。

 アローボイスクリエーターは、データ化されたテキストを音声化するサービスで、東芝デジタルソリューションズ(錦織弘信社長)が提供するコミュニケーションAI「RECAIUS」の音声合成技術を採用している。店舗で放送したい原稿をパソコンからテキスト入力するだけで音声を制作することができ、別や年代だけでなく感情表現にも対応できるなど多種多様な話者の音声を準備している。例えば、臨場感やおもてなし感などパラメーターを設定するだけで、簡単に音声に対して感情を付加することが可能。また、日本語だけでなく、英語、フランス語、中国語など11カ国の言語にも対応している。

 単独で使用することも可能だが、同社で提供している店舗BGM&CM配信サービス「アローサウンズ」との併用を推奨している。アローサウンズは、店内で放送するCMやアナウンス放送の音源をスマートフォンなどを使って自社収録することができる。しかし、実際には収録を担当する適任者がなかなか見つからないなどの理由から、外部の業者に制作依頼しているのが現状。その結果、例えば店舗名など店舗固有の言葉が含まれる場合などには、店舗ごとに音源を制作する必要がある。また、CM内に日付が入っていると、母の日など同じイベントでも年ごとに日付が異なる場合には使い回しができず、毎年新たに制作し直す必要がある。そのため顧客では、制作費と労力の負担が増大しているといった課題があった。

 アローボイスクリエーターでは、何度でも簡単にCM放送の音源が制作できることから、アローサウンズと併用することで、店舗内のCMやアナウンス放送は制作から配信まで簡単に自社で運用できる。これによって、従来よりも効率的にタイムリーなCM放送が実現できる。外注していた制作費を削減できるほか、日々見直される販売戦略に合わせたCM放送や、天候など状況に合わせたアナウンスを、都度収録に時間と費用をかけることなく自由自在に音源の変更が可能となる。