調査会社アイ・ティ・アール(ITR、三浦元裕代表取締役)は4月18日、ERPの国内市場規模を発表した。2017年度は前年度比9.3%増の884億円で、18年度は9.4%の967億円になると予測した。

ERP市場規模推移および予測:運用形態別(16年度~22年度)

 19年1月から3月にかけて、ERP市場を対象に国内47社を調査した。今後も一定の割合で基幹システムへの投資が見込まれ、17年度から22年度までのCAGR(年平均成長率)は8.4%と予測している。

 パッケージとSaaSの提供形態別では、前者の構成比率は年々減少傾向にある一方、後者の比率は急速に拡大。17年度のSaaS市場の売上金額は前年度比38.7%増の190億円で、22年度にはSaaS市場がERP市場全体の半数近くに達すると見込む。

 パッケージ市場をユーザー企業の運用形態別にみると、オンプレミスで運用する形態が年々減少し、IaaSでの運用が急速に拡大しているという。中でも「Amazon Web Services(AWS)」での運用比率が拡大し、「Microsoft Azure」や各ベンダーが独自に提供するIaaSがそれに続いていると指摘。その結果、20年度にはIaaSでの運用がオンプレミスを上回ると見ており、22年度にはSaaSとIaaS運用のパッケージがERP市場の約9割を占めると予測している。