TISと博報堂は、発想支援クラウドサービス「AIブレストスパーク」を共同で開発した。“マインドマップ”のようなもので、キーワードから連想される単語を表示。例えば、地域振興で“お祭りイベント”を企画するとき、どのようなキャッチコピーやコンセプトにしたらいいのかの「アイデア出しやブレーンストーミングを支援する」(博報堂の八幡功一・エグゼクティブクリエイティブディレクター)サービスに仕上げた。月額7500円で、2019年度中に3万ユーザーの獲得を目指す。

TISの上田雅弘・常務執行役員

 販売ターゲットは、広告制作などの高度なマーケティング専門職から、一般企業の企画職まで幅広く設定。新商品やサービスを設計するとき、一般的な連想に加えて、「この商品をサラリーマン目線で見たらどうだろう。あるいは主婦にはどう見えるのか」といった、“他人のアタマで考える”機能も実装しているのが特徴だ。
 
博報堂の八幡功一・ディレクター

 今後の展開としてはスマートスピーカーなどと連携し、「会議室に1台置いてもらえるようにする」(TISの織田村明雄・AI&ロボティクスサービス部副部長)ことも検討しているという。

 TISの上田雅弘・常務執行役員ビジネスイノベーション事業部長は、「異業種である博報堂とのオープンイノベーションの一環」と位置付ける。将来的には、AIブレストスパークを使って新しいビジネスを立ち上げるユーザー企業と早い段階から連携し、「ユーザーが必要とするITシステムの構築を請け負うなど主力のSIビジネスにつなげていくことも視野に入れる」と、既存ビジネスとの相乗効果も狙っていく。(安藤章司)