上海市はこのほど、人工知能(AI)行動計画を発表した。開発や産官学の連携、人材育成などに注力し、2021年までに「AIの象徴的なブランド」の構築を目指すとしている。

上海市内の高層ビル群

 中国メディアの科技日報が9月3日にウェブサイトに掲載した記事によると、上海市は、まずは浦東張江と臨港新片区、徐匯濱江、閔行馬橋の4区域を重点的に開発して産業を集積させ、各区域でイノベーションの受け皿をつくることに着手する。

 さらに、大学や研究機関、企業の3者による共同研究所や、新興チップ企業を支援するイノベーションセンター、AIのトレーニングフィールドの提供に向けた実験室の設置を進める。人材育成では、今後3年間でAI人材を現在の2倍の20万人規模にして、国際的な影響力の向上に努める。

 このほか、AIの研究開発に取り組む企業などに対する資金援助のメニューも用意した。2000万元(約2億9600万円)を上限に投資額の30%を援助する。スタートアップ企業に対しては、所得税の15%を免除する。上海市が定めた条件を満たす製品や人材に対する金銭的な優遇制度もある。